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魔界戦記ディスガイア/『積み上げ型』やり込みSRPGの元祖

ディスガイアPC_OP

総評

限界が果てしなく上にある、積み上げ型やり込みシミュレーションRPGの元祖です。

欠点もありますが、それを吹き飛ばすほどの強化の面白さがあります。

強化のためにアイテム界に潜りすぎて、ストーリーが進まない方も多いのではないのでしょうか。

キャラクター強化の楽しさがつまった作品です。

日本一ソフトウェアが送り出した『史上最凶やり込みシミュレーションRPG』魔界戦記ディスガイアのレビュー記事です。

特徴はなんといっても、「どこまで強くなるんだ!?」と思わせる育成システムでしょう。

ダメージインフレがすさまじく、一撃で1,000万ダメージ以上も与えられるほど強くさせることができます。

超大ダメージをくらわせる快感を感じられます。

反面、育成要素は多いものの、ほとんどが意味のないものになっているという欠点もあります。

効率を突き詰めると、『アイテム界にもぐりイノセントを集める』以外の強化要素はほぼ誤差にしかなりません。

それを楽しめるかどうかで評価が分かれると思います。

キャラを強くするのが楽しい!

魅力的なキャラクターたちのコミカルなストーリー

魔界をおさめていた魔王クリチェフスコイが死に、それまでくすぶっていた悪魔たちが魔王の座を狙って動きだします。

クリチェフスコイの死の2年後、クリチェフスコイの息子ラハールが昼寝から目覚めます。

悪魔たちが魔王の座を狙っていることを知ったラハールは、自らが魔王になるために歯向かう悪魔たちを倒すと宣言します。

ワガママで乱暴者のラハール、腹に一物持っている部下エトナ、愛を説く天使フロンなど、メインキャラクターは一癖も二癖もあるキャラばかりです。

ストーリーは基本的にコメディタッチで取っつきやすいです。

このノリを楽しめるかどうかでストーリーの評価が一変してしまうかもしれないですね。

ボクは好きだよ!

ディスガイアのここがイマイチ…

ストーリーが飛ばせない

本作はマルチエンディングです。

戦力は変わらない、いわゆる「強くてニューゲーム」です。

ただ、ストーリーは1話からやり直す必要があります。

このとき、ストーリーが飛ばせない部分が多くあります。

何回も同じストーリーを見せられるのはちょっとうんざりします。

オープニングを何回見たか…。

種類はあるが使いにくい武器

本作には、剣、拳、槍、斧、弓、銃、杖の7種類の武器があるのですが、使うのは汎用性の高い剣と、敵を動かせる拳、魔法威力を上げる杖くらいです。

他の武器は技が使いにくく、わざわざ使わせる必要性は薄いです。

「このキャラは絶対弓!」などのこだわりがなければ一回も使わずに終わってしまうことがほとんどです。

盗賊に銃を持たせてボーナスゲージを上げる方法もあるよ!

ほとんどが必要性の薄い強化要素

本作にはいくつかの強化要素があります。

レベルが1に戻るかわりに基礎ステータスを上げられる「転生」、弟子のステータスの10%が師匠のステータスにプラスされる弟子ボーナスなどです。

ただ、効率だけを考えると転生や弟子ボーナスはあまり効率的ではありません。

強化するのに一番効率がいいのは、アイテム界でATK屋やINT屋を集めることです。

ATK屋やINT屋のようなステータス屋が集まってくると、転生でのボーナスや弟子ボーナスはほとんど誤差になります。

もう少し転生などの強化の効果を上げてもいいと思いました。

もっと転生とか効果上げてほしい…。

ディスガイアのここがイイ!

際限なく続くパワーアップ

レベル上限はRPGでよくある99を大きく超えて9,999まで上がります。

また、ATK屋などを集めればダメージは大きくはね上がっていきます。

圧倒的威力で敵をなぎ倒していく快感がクセになります

この強くなっていく感覚がたまりません。

ディスガイアに欠点はありますが、それを打ち消して余りある楽しさがあります。

初代ドラコンクエストの開発者が、ウィザードリィの最終ボスを倒したあとも延々とレベル上げを続けていた、というエピソードがありますが、ディスガイアの強化にもそれに似た楽しさを感じます。

ダメージが上がっていく快感!

まとめ・最凶の名は伊達ではない

ディスガイアは日本一ソフトウェアの名前を広く知らしめた作品です。

史上最凶やり込みの名はだてではなく、パワーアップのために何十時間もプレイしてしまう面白さがあります。

反面、欠点もいくつかあります。

ただ、そんな欠点を吹き飛ばす強化の楽しさが本作にはありました。

レベル上げやキャラの強化が好きな方には絶対おすすめできる作品です。

最新の7も評判がいいよ!

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